沖縄では、ヌチグスイ(滋養になる食物)やクスイムン(元気にする食物)という言葉が今も残っているように、昔から自然の恵みをうまく生活に取り入れ、健康のために役立ててきた食文化があります。その中で春ウコンは、「春うっちん」として親しまれ、健康維持のために食されてきた沖縄野草の代表格です。
春ウコンは、かつて琉球王朝時代には春ウコンは専ら薬用として大変珍重され、一般の人々にはなかなか出回ることのない貴重な作物でしたが、時代の流れとともに、その独特の苦味が敬遠されたのでしょうか、沖縄では生産する農家が減り、いつしか純粋な沖縄県産春ウコンはどこにも見かけられなくなってしまったのです。 |
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私たちちぐさは、この沖縄伝承の春ウコンの素晴らしさを多くの方に伝え、お届けしたいという想いから、長年県内を探し歩いていました。しかし、春ウコンの栽培をしている生産者の方にはなかなか出会えませんでした。
そんな中、あるとき天然記念物ヤンバルクイナで知られる沖縄北部”やんばる”地方で、鬱蒼と草木が生い茂る山中でひっそりと家族のためにだけ春ウコンを育てている一人の”オバァ”と出会ったのです。オバァが見せてくれた春ウコンはそれは見事で、まるで野球のグローブのようにモリモリと大きく育っているものでした。私たちは「これしかない」と飛びつくようにオバァにお願いし、やっと本物の春ウコンを手に入れることが出来たのです。 |
最高の春ウコンを手に入れ、早速、私たちは商品化に取り組みました。社内では、この春ウコンをどう加工すれば多くの方々に受け入れていただけるだろうかと、幾度も議論を重ねました。
なぜならば、春ウコンには特有の苦味があるからです。しかし、私たちが世の中に多く出回っている秋ウコンではなく、春ウコンにこだわりたかった理由も、実はこの苦味にありました。
この苦味成分にこそ、体に有用な成分が豊富に含まれていることを私たちは知っていたからです。そこで私たちは、飲みやすさや風味を優先して苦味を省いたり添加物を加えるのではなく、春ウコンの皮も身もすべて使って製品にすることを決めました。
そして、先人から伝わる健康の知恵として残されてきた野草の力を最大限に引き出すため、できるだけ昔と同じように加工したいと思いました。そのため、機械の力で強制的に乾燥させるのではなく、海から吹き上げる風で、春ウコンの身が引き締まるまで長い時間をかけて自然乾燥させています。 |
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ゆっくりと時間をかけて乾燥させた春ウコンを、自社工場(ISO9001国際品質保証規格)で皮を剥かず、丸ごと機械にかけ粉末にしています。そのおかげで、素材の皮に含まれる繊維や成分も残り、ほぼ丸ごと春ウコンの成分をすべて損なうことなく製品化することができました。
実は、私たちにとって春ウコンの皮を残すことは、製品の仕上がりの色合いのバラツキや、堅さのため機械に負担をかけるというマイナス面もあります。しかし、私たちは春ウコンそのままを味わっていただくことへのこだわりを選びました。
また、粉末を粒に形成する際には、固めやすいように結合剤などを使用することが一般的ですが、ちぐさでは粉末を打錠機にかけて型抜きする方法を取る事で、純粋に春ウコンのみを素材としており、合成添加物を使いません。私たちの素材への強いこだわりを実現できたのも、全て自社工場で加工できる強みだと自負しています。 |
最近は、店頭に並ぶ野菜や果実の味が、昔と比べ甘かったり、食べやすかったりします。それは、誰にでも食べやすいことを基準にして、流通、販売しやすいように品種改良を重ねてきた結果だといわれています。
私たちちぐさは、苦味や渋味など、現代人が取り去ってきたものにこそ、健康の知恵が隠されているのではないかと考えています。それゆえ、沖縄の自然が育んできた生命力である春ウコンには出来るだけ手を加えず、一方で、飲みやすさや続けやすさなど、毎日の生活への取り入れやすさにも配慮して工夫を重ねています。これからも皆さまに安心してご愛用いただける商品づくりや、素材本来の良さに納得していただける商品開発に生産者とともに取り組んでいきたいと思います。ぜひ、「千草の春うこん」を、皆様の健やかな毎日と栄養補給にお役立てください。 |
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